4years ago…

ドニーオリンピックが始まり、大会初日から田村亮子こと、YAWARAちゃんが柔道女子48kg級にでました。この放送を民放ではTBSが中継しており、TBSがスポーツに気合を入れているところも見逃せないと思い、友達数人と見ていました。YAWARAちゃんが準々決勝を勝利で納めた後に2時間の休憩がありました。
ここでTBSはかなりの時間を割いて「YAWARAちゃんのシドニーオリンピックまでの軌跡」みたいのをやっていたそうです。自分は寝てたのでそのコーナーはみてなかったのですが起きてびっくり、いっしょにテレビをみてた友達はみんなYAWARAちゃん教に入っていました。今回のオリンピックにすべてを賭けているというのがひしひしと感じられたそうです。
2時間の休憩の後にようやく準決勝が始まりました。YAWARAちゃんはとてもぎりぎりの状態で勝ちました。でも、試合が終わった直後の顔には自分が負けるはずがない、という自分を信じてる顔があり、その顔はとてもかっこよかったです。決勝が始まり、開始36秒で内またで一本勝ち!YAWARAちゃんは飛び跳ね嬉し泣き、自分達も飛び跳ね嬉し叫びで無事、試合を終えました。
かなり興奮状態のままYAWARAちゃんはインタビューを受けました。その受けている間に男子柔道60kg級の野村は開始10秒で試合を決めてこの日、ダブル金メダルという快挙を成し遂げました。これも大興奮でもう自分の家では友達と大喝采でした。その後、TBSがCMを連続していれて、ムカムカした後に、野村のインタビューのVTRが流れました。野村も嬉し涙を流しており、自分ももらい泣きしかけたところ野村応援席の映像が。そこには野村という名の大きなうちわの下に天理と書いてあるうちわが…。これにはびっくりした。いくら親父さんが天理高校の柔道部顧問だからといっても別に書かなくてもいいだろーと思いました。
その日はメダルがもう一つとれて(田島寧子が水泳女子個人400mメドレーで銀メダル)かなり夜のオリンピックダイジェストが楽しみな一日でした。予想通り、YAWARAちゃん、野村がいっしょに出演して野村のインタビューは少ないという図式が成り立っており、NHKなら大丈夫だろうと、期待してみると民放とほとんどいっしょだった…
二日後、真夜中に爆笑問題が情報バラエティのようなものをしていました。それにYAWARAちゃんと野村がシドニーから衛生中継で出演してくれたのでした。そこで田中が司会で太田がコボケを披露する、いつも通りの進行がありました。まずYAWARAちゃんに質問などをしていきました。YAWARAちゃんの質問の時間も最後のほうにさしかかったその時、まだ質問する時間がある、でも質問がない、しかしYAWARAちゃんをインタビューできるなんてめったにないと思った(はずである)田中が「それでは4年後も金メダルとれるようにがんばってください。」と、言いはなったのである。さらに相手のコメントを求めるのである。YAWARAちゃんは一瞬、止まり、戸惑いながら「はいがんばります。」と答えていた。
その後、野村に質問する時にでも、質問することより太田のボケをどれだけするどく対応できるかにばかり集中したかのような当たり障りのない質問をして、最後にはまた「それでは4年後も金メダルとれるようにがんばってください。」と言って野村も無言でうなずいた。
4年前にアトランタで金メダルを取り引退、というシナリオを書いたYAWARAちゃん。それが負けて手に入れた銀メダルにかわり、シナリオは4年分、分厚くなり、今回のシドニー五輪。やっとのことでほぼ最終章を書いたYAWARAちゃんはその後、エンディングに向かおうと思ってたにちがいありません。それを踏みにじるように簡単な気持ちで終わったばかりの選手に4年後の大会に向けてのモチベーションを聞くなんて最低の行為のように聞こえます。
スターには余韻にひたる暇はないのか?常に気をはった日を送れというのか。爆笑問題の田中もそんなつもりはないのはわかってるんだけどもうちょっと考えてやれ、と思うあまりにも残酷な質問でした。
水泳女子400mメドレーの田島が銀メダルをとった。とった直後にインタビューがあった。インタビューアーには、日本テレビの船越アナ。サッカー「日本VS南アフリカ」の試合で日本中を敵に回したといわれる「ゴールコール」をしたアナウンサーである。しかしこのインタビューには興奮した船越アナの姿はなく妙にたんたんでした。最初はNHKのアナウンサーかと思ったくらい冷静に的を得すぎな質問をくり返していた。しかし田島はかわいらしいコメント、素直なコメントに日本中を味方にした。一気にファンになりました。
日本テレビはトヨタカップというクラブチーム世界一を決めるために南米とヨーロッパのTOP同士が試合をする有数な大会の放映権を持っています。ちょうどJリーグが開幕するころからサッカーファン以外の方も興味をもつようになっていった大会です。その時に南米とヨーロッパの違いをみせるのにサッカーの実況の違いを見せていました。南米はゴールが決まるとアナウンサーが「ゴール」と連呼する人が多い(らしい)のです。そのまねでああなったのだと思います。今はみんな、サッカーに対して詳しいのであんな猿真似はばかにされるだけだと思います。これからはこの批判を芸の肥やしにして頑張っていってください。ちなみにCXの青嶋の実況もいやです。
2000年のフランスワールドカップでフランスが優勝して優勝パレード中に、フランスの監督にむかって「この大会後、勇退が決まってるというのはほんとうか?」とくびになってくれといわんばかりの質問したばかがいた。そんなやつは鞭打ちの刑です。

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